カマルドリ修道院コスメ
「カマルドリ修道院」
約1000年前、イタリアトスカーナ州とエミリアロマーニャ州にまたがるアペニン山脈 カセンティーノバレーの森の中で、カマルドリ修道院の歴史は始まりました。
聖ロムアルドが設立したカマルドリ修道院にはモナステロ(信者や巡礼者を迎えて神に祈りを捧げる場所)とサクロエレモ(世俗と離れた修道士が一生をかけて神に祈りを捧げる場所)があり、今でも多くの修道士たちが信仰を育んでいます。二羽の鳩が一つの聖杯から水を飲んでいる紋章は、この修道院がこの二つの活動によって成り立っていることを表しています。
「世界最古の修道院薬局」
カマルドリ修道院薬局は、中世期になってカマルドリ修道院の中に医院が設立され、そのための調剤所が造られたことが起源です。この薬局の存在は、修道士のグイードとペテロが1048年に残した文献によって証明されています。彼らは修道院の近くに畑を借り、自らの手で様々なハーブを育てると同時に養蜂などにも取り組みました。彼らは生涯をかけてそれらの効能の研究をし、患者の治療に取り組みました。このレシピは綿々と引き継がれ、現在の製品にも使用されています。カマルドリ修道院の建物は1276年に火災で消滅しましたが、その後、1331年に再建されます。その後再度火事に見舞われ1450年に再建され現在に至っています。